夜の柩

語るに落ちる

流れて流されて

 
一ヶ月経つのが早いのなんの。瞬きしている間に過ぎている。一年も残り二ヶ月と十日。きっとこれもすぐに過ぎて、あけましておめでとうございます、なんて言った矢先にまた一年が通り過ぎる。その繰り返し。

時間って水みたいなものだと思う。流れるっていうし、流れたら流れっぱなしで掴めないし、早いし、取り戻せないし。掴み損ねてしまった時間もそのまま、排水口に流れてしまったのだろうか。