夜の柩

語るに落ちる

手元にあるものを長く

 
祝日に大感謝してここぞとばかりに寝てやろうと意気込んでいたのに結局いつもの時間に起きて着替えてぼんやりしながら煙草を吸ってコーヒー飲んで外を散歩した。生活習慣ってこわい。つめたい空気に肺が凍りそう。今週は雨マークがついていて、来週は雪マークがついていた。根雪になるほどの雪はまだだけど、11月も後半、この寒さだと積もるのは秒読みかもしれない。週末の買い物で湯たんぽを買い足そう。

家電を買い替えたり、キッチン周りを改造したり、色々と変化をつけて過ごすようにしている。寒くなると家に篭りがちになって刺激が乏しくなることを少しでも打開したい思いもあるし、単純に気分転換もある。こまめに掃除をしているから年末に大掃除と呼べるほど大それたことはしないけど、断捨離はしたくて仕方無い。溜め込んだ一年分のものものと淀んだ空気をすべて捨て去りたい。そうしてスッキリした気持ちで新しい一年を迎えられたら清々しくはある。ただの理想。

ミニマリストに憧れはあれど、元々の心配性から保存食や洗剤類は予備を必ず置きたい。災害が起きたことを考えると、普段は使わなくても有事には必要で捨てるに捨てられないものもある。いつの間にか増えているものたちに首を傾げてしまうけど、それはきっと必要なのだと割り切ることにした。使っていなかったものは使い切る方向で動けば無駄にはならない。

もの一つにも何かしらのドラマはあるはずで。いくら豊富に色々ある時代といっても限りはあって。一つのものを長く使ったり、長く使うためにはどうしようかと考えるようになった。手先があまり器用ではないので壊れても自分で修理できない、それなら壊さないようにしようという結論。雑でものぐさな人間がどこまでできるかわからないけど、手元にあるものを大切にしてみようと思う。