夜の柩

語るに落ちる

ただ甘えている

 
誰かのためにを免罪符にするのは狡いだろうか。

例えば家族のために、友人のために、好きな人のために、今関わってくれている人のために、いつか死ぬ自分のために。そうして動いていることが誰かをさみしがらせることに繋がるとわかっているけど、それも込みで一緒に過ごすことを許してほしいと思う。

許してほしい。誰に許してほしいのかもわからないのに。誰に許しを乞えばいいのかもわからないのに。誰かのために、を繰り返している。こうして残すことも。